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Vol.23, No.4, Jul, Aug 2007
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Vol.23 No.4 2007年 7・8月号 日本版 編集・発行:社団法人 化学情報協会
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2007年4月30日,新しいINPADOCDB(INternational PAtent DOCumentation
Data Base)ファイルがリリースされました.INPADOCDBファイルは,旧INPADOCファイルに置き換わるファイルで,DOCDB(欧州特許庁の審査官用データベース)情報とSTN特有の付加情報を追加したファイルです.旧INPADOCファイルは6月11日でサービスを中止しております. 強化点
特に,引用情報の収録と法的状況カテゴリーの新設は検索上たいへん有効な強化点です.このあと詳しくご紹介します.
INPADOCDBファイルのレコード例(網がけの部分は新しく追加された情報)
■引用情報の収録 約1,000万件(2007年6月現在)の引用情報が収録されています.以下の特許発行機関の特許から収録されています.
引用特許はREPフィールドに,特許番号と共にサーチレポートのタイプやカテゴリー(一部の特許発行機関)も収録されており,検索することもできます.[検索例:サーチレポートカテゴリー 参照]
・サーチレポートタイプ(/SRT)
■法的状況カテゴリーの新設 48特許発行機関の特許(1978年以降発行分)に対する約4,200万件の法的状況を収録しています.この法的状況をより簡単に検索できるようにSTNでは独自の「法的状況カテゴリー」を作成しました.従来,法的状況の検索は,キーワードを駆使する必要がありましたが,この「法的状況カテゴリー」を利用すると簡単に検索することができます.[検索例:法的状況カテゴリー 参照] ・法的状況カテゴリー(/LSC2)
・サーチレポートカテゴリー(/CAT)
検索例:サーチレポートカテゴリー US4698518を審査官がサーチレポートの中で引用しており,カテゴリー(XまたはY)を付けている特許を調査する
検索例:法的状況カテゴリー シンゲンタ社(SYNGENTA)の特許で失効した特許を調査する
■新しい特許ファミリーを指定した表示形式(.F付き) 各情報を特許ファミリー単位で表示できます.
.F付きの料金はBIBなどに485円加算 ■FAM関連表示形式の料金値下げ
料金の詳細は,以下のサイトをご覧ください. ソートオプション付き(特許発行日順や優先権主張日順)のFAM関連表示形式が新設され,便利になりました.
表示形式の詳細は,INPADOCDBファイルのサマリーシートをご覧ください. ![]()
また,今回のINPADOCDBファイルのリリースに伴う変更点および注意点を以下に示します. 変更点・注意点
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[質問] [回答] そこで本稿では,CAセクションの概要と検索方法をご紹介します.
CAセクションとは セクションは各レコードに一つだけ付与されます.CCフィールドの1行目の表示は以下の情報を表しています. セクション - サブセクション番号(セクション名) セクションは80に分かれており,1〜80のいずれかの数字が表示されます.カッコ内は対応するセクション名です. 文献によっては関連セクション番号が付与されている場合もあり,Section cross-reference(s)サブフィールドにセクション番号が表示されます.この関連セクションにはサブセクション番号は表示されませんが,研究分野が多岐に渡る場合は複数の番号が収録されます. 一方,1〜80のセクションは大きく5つにまとめられており,これを大分類(CAセクショングルーピング)と呼んでいます.セクションと大分類のリストを次のページに掲載しましたのでご参照ください.各セクションの定義や付与方針の詳細は「Subject
Coverage Manual」でご確認いただけます.また,各セクションの簡単な説明は弊協会およびCASホームページで公開しております. 検索方法 検索フィールドは大分類(/FS),セクション(/CC),関連セクション(/SX)用に3つ用意されています. ■CAセクションと大分類(2007年7月現在)
■検索フィールド
/CCフィールドでは,セクション番号,セクション番号−サブセクション番号,セクション名(単語または句)を検索することができます.セクション番号とサブセクション番号はいずれも範囲指定検索することができません.複数の番号で検索する場合はOR演算してください. => S L1 AND (17 OR 18)/CC /SXフィールドではSection cross-reference(s)サブフィールドの関連セクション番号とセクション名(単語)を検索することができます.一つの文献レコードには一個のセクションしか付与されませんので,網羅性を上げるために関連セクションも検索することをお勧めします./CCと/SXの両フィールドで検索しましょう. => S L1 AND 17/CC,SX セクションで検索する際はセクション番号の変遷にご注意ください.同じセクション番号の内容が年代によって変更されている場合があります.セクション番号の定義や有効期間,年代による変遷などは/CCシソーラスで調べることができます. => S L1 AND E2-8/CC,SX セクション番号が年代によって変更されている場合は,番号の代わりにセクション名中の単語で検索することも有効です. => S L1 AND FOOD?/CC,SX ただし,セクション名も番号と共に変更される可能性があります.目的の研究分野を表すセクションの名称も/CCシソーラスで調べることができます.
それでは,CAセクションを利用してアスタキサンチンを含むサプリメントや健康食品に関する文献を検索してみましょう. アスタキサンチンはβ-カロテンやリコピンなどと同じカルテノイドの一種で,サケ科魚類の筋肉などに含まれる赤色素成分です.抗酸化作用や抗炎症作用を初めさまざまな薬効があり,これを含むサプリメントや化粧品などが開発されています. まず初めに,REGISTRYファイルでアスタキサンチンの物質レコードを検索し,これに関する文献をHCAplusファイルでクロスオーバー検索します. 食品または飼料関連用途に関するCASロールであるFFDを利用すれば,アスタキサンチンの食品用途に関する文献を的確に検索することができます(回答セットL3). また,キーワードやIPC(国際特許分類)を併用すれば,より多くの回答を得ることができます(回答セットL4).標題はSCAN表示形式により全件無料で表示できますので,興味のある文献レコードがあれば,標題中のキーワードを使って再検索し,表示することができます. 更にセクションを利用すれば,検索の網羅性を上げることができます.ただし,過去に変更のあったセクション番号をそのまま検索すると,回答にノイズが含まれてしまいます.
/CCシソーラスの利用方法は次のページをご覧ください.
/CCシソーラスで展開したセクションのE番号(E2〜E8)には付与年度の情報も含まれています.このため,E2で検索すれば食品以外のセクション17は検索されませんし,E3〜E8を検索すれば,セクション17以外が付与された食品関連のセクションを的確に検索することができます. また,E2〜E8のセクション名を見ると,いずれにも"FOOD"または"FOODS"が含まれています.このため以下のようにFOOD?で検索すれば,E2〜E8をOR演算した場合と同じ結果を得ることができます. => S FOOD?/CC,SX このほか,広範な研究分野に限定する場合は,大分類(CAセクショングルーピング)を利用できます.検索フィールドは/FSまたは/CCを用います.セクションは年代による変遷をチェックする必要がありますが,この大分類は全期間において適切なセクションが検索されます. 例えば,プラズマ画面の「プラズマ」に関する文献を検索する際に"plasma"で検索すると「血漿」に関する文献も回答中に含まれてしまいます.このような生化学分野の文献を除く場合に大分類"BIO"を用いることができます. => S PLASMA# NOT BIO/FS このように,セクションを利用すると,毒性,電気的性質など,多数の検索語が必要であるような,比較的広い概念を簡単に検索することができます.特に検索の網羅性を上げる場合は,統制語や特許分類と併せてセクションもご利用ください.
補足情報 |
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BIOSISファイルは,世界最大規模のライフサイエンス分野の文献データベースです. |
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CAplus/CAファイル CAplus/CAファイルは,世界中の科学技術分野の学術論文,単行本および51ヶ国3国際機関の特許を収録する文献データベースです. ■1870-1889年の米国特許の追加収録 インド特許については従来,登録特許のみを収録していましたが,2007年2月に公開特許が追加され,現在のところ2004年12月4日発行分まで遡って収録されています. インド公開特許の特許番号形式は下記のような形式です.
・クロスオーバー検索時の注意 当ファイルに下記のドイツ特許種別コードが追加されました.
* これらの特許種別はベーシック特許になることはありません. ■日本特許に対するIPC 8再分類情報の追加
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GenBank(Genetic Sequence Data Bank)ファイルは米国NCBI(National
Center for Biotechnology Information)が作成する核酸データベースです.収録期間は1982年以降で,収録件数は7,665万件です(2007年6月現在).
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INPADOCDBファイル INPADOCファイルは,世界の特許,実用新案の書誌情報,対応特許情報および法的状況データを収録するデータベースです.
■重要な変更点 ■アラート(自動SDI検索)への影響 |
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RDISCLOSUREファイル RDISCLOSUREファイルは,防衛的定期刊行物Research Disclosureの全文データベースです.
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STNコマンド機能の強化 SET NOTICE SEARCHコマンドは設定金額を超える検索料が課金される場合に料金の確認をするための設定です.このたびクロスオーバー検索料の課金に対してもSET NOTICE SEARCHの設定が機能するようになりました. ■検索例
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2007年5月から6月にかけて,全国七都市(名古屋,大阪,広島,福岡,東京,富山,つくば)でSTNユーザーミーティングを開催いたしました.本年も多くの方々にご参加いただき,盛会のうちに終了することができました. 今年のユーザーミーティングの内容は以下のとおりでした. 1.CAS FILESの強化 CAS FILESの強化については,例年よりもさらに具体的な検索例を交えながら詳しくご紹介いたしました.特許関連データベースの強化としては2007年4月30日にリリースされたINPADOCDBファイル(旧INPADOCファイル),および昨年末にリロードされたWPIファイルを中心に検索時の注意点とともに,具体的な活用例をご説明いたしました. さらに今後リリースされます配列データベースであるUSGENEファイル,および強力な特許評価ツールとしてご利用いただける新アプリケーションSTN Viewerをご紹介いたしました. Q&A
主要国における英文抄録収録率は以下の通りです.
配布資料と総索引 当日配布いたしました資料と1999年以降のユーザーミーティング総索引は,以下のページからダウンロードできます. https://www.jaici.or.jp/seminar/past_stn_doc.php 今回参加されなかった方は配布資料をご覧ください.ご不明な点がございましたらお気軽にヘルプデスクまでお問い合わせください.(TEL:0120-003-462)
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| 2007年夏 リフレッシュセミナー開催のお知らせ
リフレッシュセミナーは,STN定期講習会で説明している基礎的な内容より一歩進んだ検索テクニックや,講習会を行っていないデータベースの検索方法,特別なテーマに関する調査方法をご紹介するセミナーです. 2007年8月は以下のテーマで開催いたします. いずれもSTNの基礎的なコマンドを既に習得済みで,化学物質,文献または特許などの簡単な検索ができる方を対象にした内容になっております.基礎的なSTNの検索技術を習得済みの方でも,検索テクニックをブラッシュアップするよい機会となりますので,奮ってご参加ください.どのセミナーも参加費は無料です. なお,お申し込みの際には,事前に弊協会のホームページにて空席をご確認ください. |
| STN Express with
Discover! セミナーのご案内 STN Express with Discover! は STN を使った各種検索や解析と,出力した回答の加工ができる総合的なソフトウェアです. このたび,STN Express with Discover! の基本的な操作方法と便利な活用例などを実習付きでご紹介するセミナーを開催することになりましたのでお知らせいたします. コマンドウィンドウやテーブル・レポート作成など主要機能の説明の後に,CAS ロール分析テーブル・R グループ分析テーブルの作成,STN AnaVist/STN Viewer への連携など各種機能をお試しいただけますよう 1 時間程度実習時間を設けます.普段 STN Express with Discover! をお使いの方だけでなく,使用を検討中の方も是非ご参加ください. 詳細は決まり次第,化学情報協会のホームページの講習会欄等でご案内いたします. ■ 開催場所と日程 ● 東京会場 化学情報協会 4F 講習会室(各回定員 16 名) 2007 年 9 月 7 日(金) 13:30-16:30 ● 大阪会場 千里ライフサイエンスセンター 1002 号室(各回定員 12 名) 2007 年 9 月 6 日(木) 13:30-16:30 ■ 参加料:無料 |
| STN 特許データベースセミナー(仮題)のご案内
2007 年 10 月 4 日に FIZ Karlsruhe(STN ヨーロッパサービスセンター)のInternational Sales Manager である Dr. Elke Mueller を招き,STN 特許データベースセミナーを開催することになりましたのでお知らせいたします. Dr. Mueller の講演では,STN の特許データベースの最近の強化点および今後の強化予定について紹介していただく予定です.また,化学情報協会よりSTN の各特許関連データベースを利用した活用例を紹介いたします. 詳細は決まり次第,化学情報協会のホームページのイベント欄等でご案内いたします. ■ 開催場所と日程(時間は未定) 2007 年 10月 4 日(木) 東京 都市センターホテル ■ 参加料:無料 |
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2007年7月 〜 2007年9月
追加講習会の日程を含む,最新のスケジュールにつきましては,ホームページ(https://www.jaici.or.jp/seminar/seminar_time.php)をご覧ください.
(社)化学情報協会 情報事業部
講習会はレベル1から5まで5段階の参考指標を付与しています.数字が大きくなるほど上級者向けの難易度の高い内容になります. 上級コースでは,基本的なコマンドの説明や初歩的な内容の説明がありませんので,対象レベルを参考に基礎的な講習会を受けたのちに,上級コースを受講することをお勧めします.
(社)化学情報協会 情報事業部 講習会係 行
■お手続きが済み次第,受講票(案内図付)と請求書をお送りさせていただきます.
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