SciFinder ユーザーインタビュー

2013 年 12 月掲載 

若いからこそ与えたい “世界の知恵” それが SciFinder


奈良工業高等専門学校 物質化学工学科 
嶋田 豊司 教授 亀井 稔之 准教授

写真,研究室の集合写真

研究室の集合写真.嶋田先生 (後列中央),亀井先生 (後列右から 2 人目)


 国内外の学会で大学院生とも渡り合える若き研究者を育成する嶋田先生と亀井先生に,
 SciFinder のご利用について伺いました.
高専は理科好きな学生を若いうちからしっかり育成できる良い機関
  • 奈良高専
  • JAICI:奈良工業高等専門学校について教えてください.
  • 嶋田先生:奈良工業高等専門学校は,高度経済成長期の 1964 年に実践的な技術者養成機関として創立され,産業界に多くの優秀な人材を輩出している学校です.今では多くの学生が卒業後に大学に編入したり,専攻科に進んだ後,更に大学院に進学したりしています.
    高等専門学校 (高専) の学生は高校生および大学 1,2 年生と同世代ですが,大学と同じ “高等教育機関” ですので,勉強している内容は大学専門レベルです.授業によっては大学院の修士レベルのことも教えます.大学受験を挟まず 5 年間一貫して,若いうちからしっかり専門教育を行うことができるので,研究者を育てるにとてもよい機関だと私は思っています.4 年生 (大学 1 年生と同世代) の後半には研究室に入りますから,一般の大学生より 2 年早く研究を始められます.本当に理科好きで入ってくるポテンシャルの高い学生が多いですから,その芽を早く出して将来につなげてあげたいですね.

  • 嶋田先生
  • JAICI:嶋田先生の研究室では国内外の学会で何度も発表される学生さんもいらっしゃると聞きました.
  • 嶋田先生:そうですね,専攻科 (大学 3,4 年生と同世代) に進学すると多い学生は国際学会で 5,6 回発表しています.5 年生 (大学 2 年生と同世代) でも日本化学会などで発表しますよ.まだ学会で他の高専生の発表をみることは少ないですが,だんだん増えてはきているようです.私は高専の研究だからこの程度でいいだろうなどと考えず,大きな学会で勝負していかなければ駄目だと思っているんです. “今,行っている研究は世界で君しかやっていないんだ,その研究について一番詳しいのは君なんだよ” というスタンスがなければいけません. “学生実験とは違い,答えは自分で探す研究をしているんだ” という意識を早く持つことが大事ですね.学生たちは,研究とはどういうものか,日々どうしなければならないのかは,少なくともわかって卒業してくれていると思います.