SciFinder ユーザーインタビュー

2015年5月掲載 

スキルを磨くほどに“頼れる武器”になる
切れ味が魅力のSciFinder


株式会社ペプチド研究所
製造部 合成室 室長補佐 響野元さん
研究部 研究室 研究員 大塚祐治さん
GMP・品質保証室 池田尚子さん

集合写真

左から池田さん,響野さん,大塚さん


ペプチドの受託合成や,医薬品原薬の製造販売を行う株式会社ペプチド研究所の皆様に,SciFinderのご活用方法について伺いました.
高品質の試薬提供を通して生命科学に貢献する

  • JAICI:ペプチド研究所の概要について教えてください.
  • 製品写真
  • 響野さん:弊社はもともと大学の先生方によって創業された,今でいうベンチャー企業です.創業当初は,ペプチドなどの生命科学関連物質についてカタログ掲載製品のみを取り扱っていましたが,やがて時代のニーズに合わせた受託合成も取り扱うようになりました. 最近では臨床研究用や医薬品原薬などのGMP製造にも力を入れています.
    企業の方から大学の方まで,幅広い方々に弊社のサービスをご利用いただいておりますが,日本国内ではまだペプチドをメインに取り扱う会社が少ないということ,そして他ではできない合成を受託可能であるという部分が,弊社の強みとして挙げられるかと思います.
    社内の雰囲気としても,合成や研究がとにかく好きといった技術者が多く揃う,アカデミックな気風が漂っています.
  • 研究内容の図
    図 がん早期診断法の開発
    ペプチド研究所が弘前大学等と開発した2-NBDLGは,がん特異的に取り込まれて,緑色の蛍光を発生することがわかりました.本化合物を用いた研究は,研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)に採択され,がんの早期診断への応用が期待されています. PCT/JP2012/058439 (WO 2012133688 A1)
  • JAICI:SciFinderを導入された経緯について教えてください.
  • 響野さん:もともと情報検索ツールとしてはSTNが導入されていたのですが,使用するためにはスキルが必要とされたため,社内でも限られた人間しか使うことがなく,研究者にとってはハードルが高いと感じていた面もありました.こうした状況の中,「大学ではSciFinderを使っていた」という社員が増えてきたこともありまして,2006年頃から,SciFinder導入について,社内の上層部に訴えかけるようになりました.導入前のトライアルを通じて,部署ごとにさまざまな活用ができるという実績を洗い出しまして,それをもって稟議を通した経緯があります.
    我々よりも上の世代は,大学時代にSciFinderに触れてこなかったこともあって,最初はかなり壁を感じていたようですが,今では利便性について高く評価してくれています.
  • JAICI:どのような点で,「便利だ」と感じていただけたのでしょう.
  • 響野さん:例えば,注目する物質に関する文献数の増加から,現在のトレンドを知ることができます.そうした情報は,新商品を開発するにあたって非常に参考になっています.その他にも,先行特許調査や,効率的な合成方法の検索など,さまざまな調べものが可能なツールであるという認識が,今では社内全体に広まっています.
    使用頻度についても,導入した頃と比較して,3~5倍くらいに上がっています.最初はみんなおそるおそる使っていた部分もあったのですが,使い方に慣れてしまえば,もうSciFinderなしで業務を行うことは考えられない,という空気があります.