SciFinder ユーザーインタビュー

技術の土台を固めるために,情報検索は武器になる
  • JAICI:新しく入社された方に,情報検索に関する社内教育を行っていると伺いました.
  • 響野さん:新入社員は入社後さまざまな研修を行うことになっています.そのプログラムの中で,情報検索に関する時間を必ず1コマとるようにしています.そこで,Googleなど一般的な検索エンジンも含めた検索スキルの話をし,SciFinderの利便性や意義,使い方についても伝えています.キーワード検索だけならば他の検索ツールでも代わりがきくかもしれませんが,SciFinderには構造検索をはじめ他では代わりのきかないさまざまな機能があります.そうした活用方法について,データベースの物質データの登録方法や検索方法といった部分からコツコツ教えると,効率よく検索できるようになります.それでも,実際に新入社員が業務でSciFinderを使いこなせるようになるまでは,1年程度かかります.特に弊社では,ペプチドや糖などCAS登録番号が細かく区別されている物質を多く取り扱うため,漏れなく文献を検索できるようになるためにはやはり一定のスキルが要求されます.
    10年ほど前はなかなか情報検索に対して興味を示す人がいませんでしたが,最近ではかなり増えてきたように思います.実際に,新入社員教育の段階で,「もっと検索方法について知りたい」とこちらに食いついてくるタイプの社員もいます.そういう者にはより高い検索スキルを身に着けてもらおうと,こちらも教育に気合が入ります.
  • JAICI:最後に,SciFinderの魅力について教えてください.
  • 響野さん:新入社員の教育をしていると,さまざまなタイプの人間がいることに気付きます.直感や感覚に頼ってどんどん進んでいくタイプの人間,まず網羅的に情報を調べて全体像をつかんでから慎重に進むタイプの人間,どちらも会社には必要です.
    なかでも,網羅的に情報検索を行うことが好きなタイプ,「知りたい欲求」が強いタイプにとって,SciFinderは非常に強い武器になると思います.私も同じタイプなのですが,そういう人間は,求めていた情報にバシッと辿りつけた,スマートな切り口で検索できた,ということ自体にまず喜びを感じます.切れ味の鋭い検索が可能なSciFinderは,誰よりも早く的確に情報を得たい我々のようなタイプにとって心をくすぐるツールであり,極め甲斐があると言えるでしょう.化学情報協会のヘルプデスクに検索について問い合わせると必ず答えていただけるので,非常に助かっていますし,まだまだスキルを伸ばす余地があると感じます.
    ペプチドを中心に,常に世界に先駆けた合成を成功させようとしている弊社では,誰もまだ把握できていない情報を得るために SciFinderの活用が欠かせませんし,まだまだこれから,新たな使い方の模索を続けていくと思います.新しい成果というものは,何もないところから突然生まれるのではなく,常に既存技術という土台の組み合わせから生まれるものです.その既存技術を知るためには,SciFinderがないと話になりません.しっかりした土台があってこそ,その上に何を積めるかを考えることができます.
  • SciFinderでの糖の検索
    SciFinder の検索
    糖のように,立体構造の違いで性質も大きく異なる物質も,SciFinder なら,構造異性体ごとの文献検索が可能.
  • JAICI:本日はどうもありがとうございました.


  • ペプチド研究所ロゴ

    株式会社ペプチド研究所
    所在地:大阪府茨木市
    1963年に世界に先駆けてペプチド合成試薬を発売した財団法人蛋白質研究奨励会を前身に,1977年に設立.生命科学の発展に貢献するという理念のもと,さまざまな構造の糖やペプチドの受託合成を行っている.2006年にはGMP施設を備えた研究所を建設し,臨床研究用原薬として使用可能なペプチドの製造販売を開始した.

    ウェブサイト
    http://www.peptide.co.jp/

    写真

    本棟,GMP棟写真
    (会社案内パンフレットより)

    写真

    ペプチド研究所のマスコット
    “pepちゃん”