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Vol.32,  秋号 2016年

Vol.32 秋号 2016年発行 日本版 編集・発行:化学情報協会


STNews

目     次
STN 新プラットフォーム
Excel 形式で回答をエクスポートしよう!
2
STN 新プラットフォーム
〜 DWPI ファイルを使った物質特許調査 〜
6
REGISTRY ファイル 〜 IDS をご存知ですか? 〜 10
STN と SciFinder の連携 12
FIZ AutoDoc で 原報複写 Vol.6 23
CHEMLIST ファイル 17
EMBASE/EMBAL ファイル 17
IMSPATENTS ファイル 18
IMSRESEARCH ファイル 18
INPADOCDB/INPAFAMDB ファイル 19
STN 新プラットフォーム 20
STN AnaVist 21
FIZ AutoDoc 21
STN 講習会 21
ホームページの資料掲載のお知らせ 22
スタッフ紹介 24
STN インターネットセミナー 25
ひとこと広場 26
PatentPak 27
STN 講習会スケジュール 28

P.1 STNews Vol.32, 秋号  《 STNews ホームページ 》


STN 新プラットフォーム

STN THE CHOICE OF PATENT EXPERTS

STN 新プラットフォーム

Excel 形式で回答をエクスポートしよう!

STN 新プラットフォームでは 2016 年 6 月に行われた強化により,CAplus ファイルおよび DWPI ファイルの回答を Excel 形式でエクスポートできるようになりました.Excel 形式でのエクスポートは以前から多くのご要望をいただいていた機能で,優先的に開発が進められています.今後,CAplus, DWPI 以外のファイルでも,Excel 形式のエクスポートが可能になる予定です.本号では,Excel 形式でのエクスポートの方法や Excel ファイルに含まれる内容等をご紹介します.

Excel 形式での回答のエクスポート

STN 新プラットフォームでは,回答表示パネルのエクスポートボタンから,回答をファイルに保存することができます.データは, .docx 形式,.xml 形式,.bpd 形式,.xlsx 形式のファイルで,一度に 500 件までダウンロードできます.

作成される Excel ファイルの内容

エクスポート機能により作成されたファイルは,zip 形式で圧縮されています.ファイルを開く前に,まずフォルダを解凍 (展開)しておきます.Excel ファイルは,解凍したフォルダ内に入っています.

注)zip フォルダを解凍していない状態では,図面・物質を Web ブラウザで表示するためのリンク(後述)が無効です.

Excel ファイルでは,検索式,各ファイルの回答が別々のシートに分けて収録されており,タブで切り替えることができます.Excel ファイルに含めるフィールドなどは作成時に指定することはできませんが,Excel 上で特定のフィールドの削除や表示/非表示の切り替え,ソート,セルの幅の変更などを行うことができます.

■ SUMMARY タブ,Referenced Structures タブ

SUMMARY タブには,プロジェクト名,回答の L 番号,検索式,ヒット件数などがまとめられています.

構造検索に使用した構造質問式は,Referenced Structures タブで確認できます.

■ CAplus タブ,DWPI タブ

CAplus タブおよび DWPI タブには,エクスポート対象として選択したレコードが表形式でまとめられています.特定物質/マルクーシュ構造がヒットタームである回答は,ヒットした特定物質/マルクーシュ構造も出力されます.

書誌情報

特許ファミリー情報

ヒットした構造の情報(特定物質,マルクーシュ構造)

索引された特定物質を表に含める方法

Excel ファイルには,ヒットした特定物質/マルクーシュ構造が含まれます.書誌情報やキーワードのみの検索で得られた回答では,物質情報が Excel ファイルにエクスポートされません.

CAplus,DWPI ファイルのレコードに索引された特定物質に関しては,一度 SUBX コマンドで REGISTRY,DCR ファイルにクロスオーバー検索を行い,再度 REFX コマンドで CAplus,DWPI ファイルにクロスオーバーすることにより,索引された特定物質をヒットタームにして Excel ファイルにエクスポートすることができます.

※ マルクーシュ構造は,構造検索のヒット部分を組み立てた Assembled 形式の構造が Excel ファイルにエクスポートされます.

■ 検索例 : 抗マラリア薬に関する米国特許 (2015 年以降発行) を調査し,Excel ファイルにエクスポートする.

CAplus,DWPI ファイルで検索する

REGISTRY,DCR ファイルにクロスオーバーする

CAplus,DWPI ファイルにクロスオーバーし,もとの集合と AND 演算する

L2 と L4 を OR 演算し,物質索引のない回答も含める

Excel ファイルにエクスポートする

P.2-P.5 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


STN 新プラットフォーム

STN 新プラットフォーム

〜 DWPI ファイルを使った物質特許調査 〜

DWPI ファイルは世界中の特許情報を収録している Thomson Reuters のデータベースです.DWPI ファイルには化学物質に関する様々な索引が収録されており,これらを活用するとより的確な回答を得ることができます.DWPI ファイルに索引されている特定の化学物質の詳細は DCR ファイルで,マルクーシュ構造の詳細は DWPIM ファイルで確認します.

今回は DWPI ファイルの化学物質索引と,物質関連の特許調査についてご紹介します.

DWPI ファイルの化学物質索引

DWPI ファイルにおける化学物質に関する情報は,様々なコードで索引されています.このうち,特定化学物質は DCR レコード番号(DCR),マルクーシュ構造はマルクーシュ化合物番号(MCN)で索引されており,特定化学物質を収録している DCR ファイル,マルクーシュ構造を収録している DWPIM ファイルとそれぞれリンクしています.

また,索引化合物にはロール(特許中での役割を示すコード)が付与されているため,目的化合物の用途や役割で絞り込むことができます.

化学物質に関する特許調査

化学物質に関する特許調査では,DCR ファイルで目的化合物を検索した後,DWPI ファイルへクロスオーバーします.クロスオーバー検索は Get Reference ボタンまたは REFX コマンドを使います.また DWPIM ファイルを併用すると,マルクーシュ構造から特許情報を検索でき,網羅性の高い調査が行えます.

参考 : と REFX コマンドの違い

選択した物質のみをクロスオーバーできる

DCR,DWPIM ファイルを同時に検索しても,ファイル別に回答をクロスオーバーできる

ロールの指定が容易

DCR,DWPIM ファイルを同時に検索した場合,
両ファイルの回答を同時にクロスオーバーできる

◆ ロールの指定

目的化合物の用途や役割で特許を限定したいときにはロールを利用します.ロールは DCR,DWPI ファイルのマルチファイル環境に入り,REFX コマンドを使ったクロスオーバーの質問式または DWPI ファイルへクロスオーバーした L 番号に (U3)演算子で掛け合わせます.また,最近の強化により Get Reference ボタンをクリックしたときに表示されるダイアログボックスからもロールを指定することができるようになりました.

◇ 利用できるロール一覧

同じ定義でも複数のロール(1 文字コードと 2〜3 文字コード)が割り当てられている場合があります.目的の定義に合致するロールが複数ある場合には,これらをすべて指定して検索します.

ロール 定義 ロール 定義
A * Substance Analysed / Detected P, PUR Purified
C Catalyst Q Product Defined in Terms of Starting Materials
CL Claim R Removing / Purifying Agent
D * Detecting Agent ST Salt
DET Detected S, RCT Starting Material
DIS Disclosure T * Therapeutically Active
E Excipient TES Tested
EX Example U, USE Use
K Known Compound V, RGT Reagent
M, CMP Component of a Mixture X, REM Substance Removed
N, NEW New Compound Z Miscellaneous
P, PRD Produced

* ボタンをクリックして表示されるダイアログボックスでこれらのロールを単独で指定する場合は,ロールを囲っている丸括弧を削除してください.

検索例 : パントプラゾールの合成特許調査

DCR,DWPI ファイルを使って検索します.今回は網羅的に検索するため,DWPI ファイルでのキーワード検索も併用します.

1. パントプラゾールの検索(DCR ファイル)

2. ロールを指定したクロスオーバー検索

3. キーワード検索(DWPI ファイル)

@ 基本索引と拡張基本索引(/BI,BIEX)

DWPI ファイルのキーワード検索用のフィールド.

拡張基本索引を併用すると,公報レベルの情報(クレームなど)を検索対象に含めることができます.

A (P)演算子

ターム同士を同一パラグラフ内に限定する近接演算子.

ここでは,化学物質名と「合成」に関するキーワードを同一パラグラフ内に限定した検索を実行します.

4. クロスオーバー検索の回答(L2)と併せる

ヒットした回答

化学物質名を使ったキーワード検索を併用したことで,化学物質索引の対象外の分野の特許情報も入手できました.

特定の構造を持つ化学物質の特許調査の際には,マルクーシュ構造を収録している DWPIM ファイルを併用すると,調査の網羅性が向上します.

P.6-P.9 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


Tips

REGISTRY ファイル 〜 IDS をご存知ですか? 〜

REGISTRY ファイルには,原則として構造が明確な特定化学物質が収録されます.しかし,文献によっては,分子式が確定できても,完全な構造が確定できない表現で物質が記載されている場合があります.そのような場合には,「定義の不完全な物質(IDS : Incompletely-Defined Substance)」 として REGISTRY ファイルに登録されます.

◆ IDS のタイプ

IDS には,下記のタイプが存在します.

@ 置換基の位置が不明な物質

A 飽和または不飽和結合の位置が不明な物質

B 枝分かれの構造が不明なアルキル鎖を含む物質

C 環構造(ピラノース型,フラノース型)が不明な糖基を含む物質

D 縮合反応生成物で,正確な構造が不明な物質

IDS の収録件数
約 317,000 件

◆ レコード例と作図のポイント

@ 置換基の位置が不明な物質

A 飽和または不飽和結合の位置が不明な物質

B 枝分かれの構造が不明なアルキル鎖を含む物質

C 環構造 (ピラノース型,フラノース型) が不明な糖鎖を含む物質

D 縮合反応生成物で,正確な構造が不明な物質

・IDS/CI で IDS に限定できます.また,構造検索の際,スクリーン(SCR 2048)で IDS に限定できます.

・IDS は構造図が特殊な形式で収録されているため,構造図だけではなく,分子式や CA 索引名をよく確認しましょう.

P.10-P.11 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


Tips

STN と SciFinder の連携

STN Express を利用すると,STN で検索した回答を SciFinder で呼び出したり,SciFinder で得られた回答を STN で再現することができるため,SciFinder で実行できない検索を STN でしたい場合や,SciFinder で得られた回答を STN で確認したい場合に便利です.今回は,利用シーンや注意点と共に,操作手順をご紹介します.

◆ 利用シーン

以下のようなシーンで,STN と SciFinder を連携させて,ご利用いただけます.

・ STN で作成した回答を,研究者に確認してもらいたい

・ STN の精密で柔軟な検索機能を用いたい

・ SciFinder で実行できない検索を STN で実行したい

・ 紙ではなく電子データで回答を渡したい

・ SciFinder で作成した回答を,情報担当/知的財産部門の方に STN で確認してもらいたい

・ SciFinder で実行できない検索を,STN で実行してもらいたい

◆ SciFinder と STN の連携イメージ

STN の回答は STN Express で .akx 形式で保存すれば SciFinder で再現することができます.SciFinder の回答は Answer Keys 形式で保存すれば,STN で再現することができます.

◆ STN から SciFinder への連携の操作手順

◆ SciFinder から STN への連携の操作手順

※ 1

従量制で STN をお使いの方は,1 レコード当たり CAplus, MEDLINE ファイルは ALL 表示形式,REGISTRY ファイルは IDE 表示形式の料金が課金されますのでご注意ください.各料金は,ファイルに入って => HELP COST の Save Answers for SciFinder Wizard の項をご確認ください.

SET NOTICE DISPLAY を設定している場合は,設定した表示料金を超えた時に課金の確認画面が表示されます.デフォールトは,11,800 円です.

※ 2

回答を再現するファイルを,あらかじめ設定することができます.STN Express を起動し,「オプション」の「STN オンラインと結果」から「その他」のタブを開いて設定してください.

従量制で STN をお使いの方は,検索語料無料のファイルをお使いください.

◆ 完全定額プラン - STN Global Value Pricing -

今回は STN と SciFinder の連携についてご紹介しました.STN の課金を気にせず STN と SciFinder の連携を活用するには,STN の完全定額プラン(STN Global Value Pricing)がおすすめです.

完全定額プラン (STN Global Value Pricing) についての詳細は,化学情報協会情報事業部まで

お気軽にお問い合わせください.

・ TEL : 0120-151-462

・ E-mail : customer@jaici.or.jp

P.12-P.16 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


Database News

CHEMLIST ファイル

− 韓国の化評法の既存化学物質リスト情報の収録開始

CHEMLIST ファイルは,既存化学物質リストを含む各国の化学物質規制情報を収録するデータベースです.

韓国の Act on the Registration and Evaluation of Chemical Substances(AREC)(化学物質の登録及び評価等に関する法律(化評法,K-REACH))の既存化学物質リスト情報の収録を開始しました.収録件数は 43,600 件以上です.91% のレコードに CAS 登録番号が付与されており,REGISTRY ファイルからのクロスオーバー検索が可能です.化評法には,化学物質名称と共に CAS 登録番号が記載されている場合がありますが,正式な情報は化学物質名称のみです.CHEMLIST ファイルに化評法の情報を収録する際,CAS の専門スタッフが化学物質名称と CAS 登録番号の照合を行い,リスト上で誤った CAS 登録番号が付与されていた場合には修正を行っています.

化評法の収載物質のレコードの INV フィールドには On AREC と表示されます.また,シリアル番号が付与されている場合は RLN フィールドに表示されます.

また,韓国の下記のリスト情報の収録も開始しました.

これらのリスト情報は RSTR フィールドに表示されます.

◇ レコード例(IDE 表示形式)

P.17 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


Database News

EMBASE/EMBAL ファイル

− EMTREE 語のオンラインシソーラス更新

EMBASE ファイルは,生物医学および薬学医学領域の世界中の文献を収録する文献データベースです.EMBAL(EMBASE Alert)ファイルは,EMBASE ファイルの速報版ファイルです.

EMTREE 語のオンラインシソーラスの更新が行われ,ジカ熱関連の統制語を含む,新規ターム 858 個(drug term 146 個,non-drug term 712 個)が追加されました.これにより,最新の技術用語から,迅速に統制語検索を行えるようになりました.

なお,ファイル全体の索引語の書き換えは今後も不定期に実行されます.非優先語(オンラインシソーラス中の UF)でもレコード件数がある場合は, UF も含めて検索してください.また,アラート(自動 SDI 検索)の質問式の見直しを行い,必要があれば変更してください.

P.17 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


Database News

IMSPATENTS ファイル

− サービス中止のお知らせ

IMSPATENTS ファイルは,データベース製作者の意向により 2016 年 9 月 30 日をもってサービスを中止しました.CASRNS, COMPANIES, CORPSOURCE, FORMULATIONS, HPATENTS, PATENTS, PHARMACOLOGY クラスターからも削除されました.また,IMSBASES クラスター(IMSPATENTS, IMSRESEARCH ファイル)は,このたびの IMSPATENTS ファイルサービス中止に伴い削除されました.

P.18 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


Database News

IMSRESEARCH ファイル

− 適応症の統制語の変更

IMSRESEARCH ファイルは医薬品開発データベースです.医薬品の開発段階や薬理作用,臨床試験結果,特許情報など,医薬品開発の経緯と現状を調査することができます.

適応症の統制語が変更され,ファイル全体が更新されました.

◇ 上位概念の適応症の統制語追加

適応症の統制語に上位概念の統制語が追加され,より広い治療領域を対象に検索できるようになりました.例えば細菌,ウイルスなどによる感染症の治療について論文中で議論されている場合,従来の bacterial infection, viral infection などの統制語に加えて,上位概念である infectious disease(感染症)が CT フィールドに索引されます.

◇ 適応症の統制語の変更

下記の適応症の統制語が変更になりました.旧統制語から新統制語への置き換えは既に完了しています.今後は新統制語をご利用ください.また,アラート(自動 SDI 検索)の質問式の見直しを行い,必要があれば変更してください.

旧統制語 新統制語
neurological CNS disorder
eye disease ophthalmological disorder
skin disease dermatological disorder
infertility infertility(unspecified)
gynecological female genitourinary disease
contraception female contraception
respiratory disease respiratory disorder
squamous cell carcinoma skin squamous cell carcinoma
soft tissue sarcoma skin soft tissue sarcoma
genetic disorder multisystem genetic disorder

◇ ステータス情報の更新(NEW DRUG)

新薬のレコードには,ステータス(STA)フィールドに 「NEW DRUG」 が付与されます.ステータス情報が更新され,現在,2016 年 3 月以降の新薬のみに 「NEW DRUG」 が付与されています.

◇ レコード例(STD 表示形式)

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Database News

INPADOCDB/INPAFAMDB ファイル

− 中国の特実同日出願をファミリーに,南アフリカ特許の種別コード変更

INPADOCDB/INPAFAMDB ファイルは,世界 90 カ国以上の特許発行機関から発行される特許,実用新案の書誌情報,対応特許情報,引用情報および法的状況データを収録するデータベースです.

■ 中国の特実同日出願をファミリーに

FIZ Karlsruhe は,中国の特実同日出願*を特許ファミリーとして識別できるように改善しました.

◇ 中国の特実同日出願の公開特許(CNA)と実用新案(CNU)

従来 優先権情報が一致しないため,同一特許ファミリーと同定できませんでした
現在 公開特許の優先権情報に実用新案の出願情報を追加することで,同一特許ファミリーになりました

この強化により,33 万件以上の特許ファミリーが作成されました.この特許ファミリー情報は FIZ Karlsruhe が作成した付加価値情報であり,STN の INPADOC ファイルでのみご利用いただけます.

◇ 特許ファミリー構築のプロセス

中国公開特許(CNA)が特許同日出願の中国実用新案(CNU)を引用している場合,INPADOC ファイルの中国公開特許レコードの引用情報にカテゴリーコード R が付与されています.この情報を基に特許ファミリーを認識し,公開特許の優先権情報に実用新案の出願番号を収録しました.これにより,この公開特許と実用新案を同一特許ファミリーと認識できるようになりました.

◇ レコード例(INPAFAMDB ファイル)

従来のレコード

現在のレコード

*特実同日出願とは

中国では同一の発明について特許と実用新案を同日に出願することが可能です(特実同日出願).この制度を利用することによって,権利行使をより早期に行うことができます.

■ 南アフリカ特許の種別コード変更

南アフリカ特許の種別コードが変更されました.

変更前 ZAA(PATENT SPECIFICATION)
変更後 ZAB(GRANTED PATENT)

各ファイル記事の補足情報

各ファイルの記事に関する補足情報はデータベースサマリーシートをご参照ください.または STN ヘルプデスクへお問い合わせください.

最新の英語版データベースサマリーシート:
   www.cas.org/products/stn/dbss

和訳版データベースサマリーシート:
   www.jaici.or.jp/stn/dbsummary/db.html

STN ヘルプデスク:
   www.jaici.or.jp/helpdesk/index.htm

STN 技術資料:
   www.jaici.or.jp/stn/stn_doc.html
   www.cas.org/products/stn/user-resources

P.19-P.20 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


Database News

STN 新プラットフォーム

− 機能強化

2016 年 6 月 14 日に STN 新プラットフォームのアップデートが行われました.主な強化内容は下記の通りです.

■ Excel 形式でのエクスポート

CAplus と DWPI ファイルで,Excel 形式(.xlsx)で下記の情報をエクスポートできるようになりました.zip ファイルでダウンロードされますので,解凍してご利用ください.なお,DWPI ファイルでは Invention 形式を選択すると Excel 形式でのダウンロードが可能になります.

CAplus 書誌情報(特許ファミリーや DOI を含む),抄録,抄録中の図,補遺語,ヒットした索引,ヒット化合物の一番目の構造図(マルクーシュ構造を含む)
DWPI 書誌情報(特許ファミリー情報,特許出願人名,特許出願人コードを含む),特許分類(IPC,CPC),ダウエントクラス,マニュアルコード,抄録(Thomson Reuters 作成),代表図面,ヒット化合物の一番目の構造図(マルクーシュ構造を含む)

*ヒット化合物すべてを表示したい場合はセル内のリンクをクリック

今後,他のファイルについても Excel 形式でのダウンロードができるようになる予定です.

■ CAplus ファイルの強化

サマリー表示画面で,下記の 3 形式から表示形式を選択できるようになり,回答のブラウジングが効果的に行えるようになりました.

Brief 標題,資料種類,発行年,抄録の一部
Extended 標題,資料種類,発行年,抄録,著者名,所属機関,収録源,ベーシック特許の特許情報,補遺語
Hit 標題,資料種類,発行年,著者名,所属機関,収録源,ヒットタームまたはヒット化合物の構造図

■ DWPI ファイルの強化

フィルタの解析項目に AC,AY,PK,PRC,PC.B,PK.B,PY.B,AG が追加されました.

■ DCR ファイルの強化

◇ Get Reference によるクロスオーバー検索時に,ロール限定が可能になりました.

◇ Create Term List で DCSE(Structured DSR-Number)を抽出できるようになりました.

■ DWPIM ファイルの強化

◇ Get Reference によるクロスオーバー検索時に,ロール限定が可能になりました.

◇ スーパーアトムが作図可能になりました.(UNK, XX 除く)

◇ DWPIM の回答に Substance Descriptor が追加されました.

■ INSPEC ファイルの強化

◇ 収録期間が拡大され,1898 年以降になりました.

◇ フィルタの解析項目に CT, LA が追加されました.

■ CABA, FSTA, INSPEC, TULSA ファイルの強化

◇ Explorer Index の CT フィールドからオンラインシソーラスへのリンクが追加されました.

■ 構造作図ツールの強化

◇ 結合属性のデフォールトはこれまで単結合のみでしたが,単結合の他に,不定結合も設定できるようになりました.なお,Sign Out すると単結合に戻ります.

◇ 一つのフラグメントに最大 20 の結合点を付与できるようになりました.

強化内容の詳細は下記資料をご覧ください.

http://www.jaici.or.jp/newstn/pdf/newSTN_201606.pdf

STN 新プラットフォームの技術資料は下記をご覧ください.

http://www.jaici.or.jp/newstn/doc.html

P.20-P.21 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


Database News

STN AnaVist

− EPFULL,PCTFULL ファイルの解析対象期間の変更

STN AnaVist は,検索した結果をビジュアル化し,各種フィールドに対応するグラフ,マトリックスチャート,リサーチ・ランドスケープ等を作成する解析ソフトウェアです.

EPFULL,PCTFULL ファイルの 2016 年 6 月以降発行の特許が STN AnaVist の解析対象外となりました.本変更に伴い,2ANAVIST,2HANAVIST クラスターから EPFULL,PCTFULL ファイルが削除されました.

STN AnaVist の詳細は下記をご覧ください

http://www.jaici.or.jp/stnanavist/index.html

P.21 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


Database News

FIZ AutoDoc

− オープンアクセスジャーナルへのリンクサービス

FIZ AutoDoc は約 20 万誌の雑誌,会議録,書籍,特許明細等を,書誌情報または STN/SciFinder の検索結果よりオンラインで注文できる文献複写サービスです.

2016 年 6 月より,オープンアクセスジャーナル(無料で閲覧可能な電子ジャーナル)に掲載されている論文へのリンクの提供を開始しました.ご注文確定後,すぐに電子メールで論文へのリンクをお届けします.料金は一報あたり 780 円(税別)で,著作権料はかかりません.

本サービスについての詳細は下記をご覧ください.

http://www.jaici.or.jp/DDS/FIZAutoDoc_open.pdf

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STN講習会

STN を検索する際に必要な知識や技術を身につけていただけるように,検索に必要なコマンドや,各データベースの概要,検索のポイントなどをご説明する講習会を毎月開催しています.

会場は東京会場,または大阪会場です.

各会場での開催内容と日程につきましては,同封のリーフレットまたは弊協会ホームページをご覧ください.

STN 講習会のサイト
https://www.jaici.or.jp/seminar/index.php

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ホームページの資料掲載のお知らせ

2016 年 6 月 〜 2016 年 8 月にホームページに掲載した STN 関連の資料をお知らせします.

■ 新規掲載資料
資料名 説 明
2016 年 STN ユーザーミーティング資料 2016 年 6 月開催の STN ユーザーミーティング資料
STN 新プラットフォームの強化 2016.6 2016 年 6 月アップデートの強化内容
コマンド入門 STN 新プラットフォーム講習会テキスト
CA 文献検索
化学物質検索 - 基礎
DWPIM ファイル 概要,特長,検索などをまとめた資料
マルクーシュ構造検索 Classic STN 講習会テキスト
ポリマー検索
核酸・タンパク質配列検索
STN 新プラットフォームの基本操作 STN インターネットセミナーの録画
STN 新プラットフォーム - クロスオーバー検索
STN 新プラットフォーム - 便利な機能
STNews Vol.32 夏号 STNews(本冊子)の前号
■ 改訂資料
資料名 説 明
STN コマンド入門 Classic STN 講習会テキスト
特許 I
医学・薬学情報検索
マルクーシュ構造検索
構造作図ガイド(2016.7) STN 新プラットフォームの構造作図ツールの説明
STN 新旧プラットフォームの相違点(2016.7) CAplus/REGISTRY ファイルの相違点まとめ

ぜひ技術資料をご活用ください.

URL: www.jaici.or.jp

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Fiz Auto Doc

FIZ AutoDoc(フィッツ オートドック)は,FIZ Karlsruhe が運営する約 20 万誌の雑誌,会議録,書籍,特許明細書等をオンラインで注文できる原報複写サービスです.シリーズ第 6 回目は,2016 年 6 月より提供を開始したオープンアクセスジャーナル(無料で閲覧可能な電子ジャーナル)の論文へのリンクサービスのご利用方法をご紹介します.

@ 書誌情報を入力し,【Proceed】で注文確認画面へ

A オープンアクセスジャーナルの論文の場合,Format として“LINK-TO-WEB”が表示されます.これを選択し,【Submit Order】を押します.

B FIZ AutoDoc <autodoc@fiz-karlsruhe.de> よりリンクを含む電子メールが,即時配信されます.

電子メール中のリンクをクリックします.

C 希望の表示形式をクリックし,論文を表示します.

FIZ AutoDoc のログイン ID は,登録料,年会費などの維持費は一切かかりません.

↓お問合せ・お申込みはこちら↓

FIZ AutoDoc 担当 autodoc-dds@jaici.or.jp TEL 0120-151-462  FAX 03-5978-4090

P.23 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


スタッフ紹介

すが

たみこ

多美子

化学情報協会

情報事業部

カスタマーグループ

初めまして.本年 3 月より情報事業部カスタマーグループ に配属になりました,菅 多美子(すが たみこ)と申します.STN ご契約関連,FIZ AutoDoc 全般,および SciFinder ユーザ登録関連を担当しております.お客様には日頃より多大なるご協力をいただき誠にありがとうございます.この場をお借りし感謝申し上げます.

私は大学で高分子合成を研究し,修士課程修了後,石油化学会社に就職しました.ここでは,ポリオレフィン製造用触媒の開発,ポリブテンオリゴマーの用途開発などに従事し,2004 年,化学情報協会に入社しました.情報事業部へ配属前は情報分析部にて,高分子化学,応用工学,化学工学,物理化学,無機化学分野の抄録・索引作成業務を行っていました.

私が初めて CA (Chemical Abstracts) を使用したのは学生時代で,大学の図書館で分厚い冊子体の細かい文字を追っていました.その後,就職した石油化学会社で初めてオンラインで CA ファイルを利用し,コマンドに慣れるまで多少時間を要したものの,図書館で冊子体をたどっていたことを思えば,格段に使い勝手がよく,感動したことを今でも覚えています.その後,STN Express がリリースされ,2 度目の感動を味わいました.ただ,当時は検索に関する知識が乏しく,定額制がなく従量制だったため,少しでもスマートでない検索をすると,目が飛び出るような料金が課金され,上司に注意されることもたびたびでした.今思えば,もっと積極的にヘルプデスクを利用すれば,必要な情報を素早く見つけることができたと思います.今は STN 新プラットフォームや PatentPak オプションなど様々な選択肢があり,隔世の感があります.

情報分析部在籍時は,データベースを介してお客様の研究・調査活動の一助となれば,という思いで抄録・索引を作成していました.今はお客様とより近い距離で,お客様の業務が円滑に進むお手伝いができればと思っています.

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます.

(イラストは高校生の娘と主人が描いた私の似顔絵です.)

P.24 STNews Vol.32, 秋号  《 目 次 へ 》  《 STNews ホームページ 》


STNインターネットセミナー

■ インターネットセミナーとは?

インターネット経由で視聴していただく,WebEx を利用したオンライン形式のセミナーです.

インターネットに接続した PC があれば,場所を選ばずどこからでも受講できるのが特長です.チャットによる Q&A も行えます.

■ 2016 年 10〜12 月の開催予定(無料)
STN 新プラットフォーム - Term Explorer の活用
2016 年 10 月 19 日(水)
11 : 00 − 11 : 20
Term Explorer は検索語や統制語の確認だけでなく,検索式の作成にも利用できます.
今回は Term Explorer の活用方法をご紹介します.
STN 新プラットフォーム - 構造検索 4 タイプの使い分け
2016 年 12 月 14 日(水)
11 : 00 − 11 : 20
構造検索には,4 つの検索タイプ(EXA/FAM/CSS/SSS)が存在します.
今回は,4 タイプで得られる回答の違いや利用シーンについてご紹介します.

* お申し込み方法,受講に必要な環境などの詳細は,弊協会ホームページをご覧ください.
www.jaici.or.jp/webex/e-seminar.html

* 定員に達した場合は,キャンセル待ちでのお申し込みとなります.

■ 録画セッションもご利用ください!

これまでに開催したインターネットセミナーの録画ファイル(mp4 形式),および配布資料の PDF ファイルを,STN e-ラーニングのサイトに掲載しています.都合が合わず参加できなかった方や,復習したいという方は,ぜひご利用ください.

www.jaici.or.jp/newstn/elearning.html

www.jaici.or.jp/stn/elearning/index

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STNへようこそ ひとこと広場

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検索結果と特許明細書を繋ぐ

SciFinderSTN の情報検索が終わっても,特許調査は終わりではありません.PatentPak は検索結果と特許明細書を繋ぎ,明細書中の化学物質の確認を容易にする画期的な新機能です.特許明細書のチェックにこれまで費やしてきた多大な労力や時間を削減できるチャンスです.

お問い合わせは …
化学情報協会 情報事業部 へ
http://www.jaici.or.jp/

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STN 講習会

東京会場

2016年10月 6日(木) 13:00 - 16:00 コマンド入門(Classic STN)
2016年10月 7日(金) 10:00 - 16:00 CA 文献検索(Classic STN)
2016年10月13日(木) 10:00 - 16:00 反応検索(Classic STN)
2016年10月14日(金) 10:00 - 16:00 ポリマー検索(Classic STN)
2016年10月27日(木) 10:00 - 16:00 特許 T(Classic STN)
2016年10月28日(金) 10:00 - 16:00 特許 U(Classic STN)
2016年11月17日(木) 13:00 - 16:00 コマンド入門(Classic STN)
2016年11月18日(金) 10:00 - 16:00 CA 文献検索 (Classic STN)
2016年11月24日(木) 10:00 - 16:00 化学物質検索 - 基礎(Classic STN)
2016年11月25日(金) 10:00 - 16:00 化学物質検索 - 構造(Classic STN)
2016年11月29日(火) 09:30 - 12:30 コマンド入門(newSTN)
2016年11月29日(火) 13:30 - 16:30 CA 文献検索(newSTN)
2016年11月30日(水) 09:30 - 12:30 化学物質検索 - 基礎(newSTN)
2016年11月30日(水) 13:30 - 16:30 マルクーシュ構造検索(newSTN)
2016年12月 1日(木) 13:30 - 16:30 特許 T(newSTN)
2016年12月 6日(火) 13:00 - 16:00 コマンド入門(Classic STN)
2016年12月 7日(水) 10:00 - 16:00 CA 文献検索(Classic STN)

大阪会場

2016年10月18日(火) 13:00 - 16:00 コマンド入門(Classic STN)
2016年10月19日(水) 10:00 - 16:00 CA 文献検索(Classic STN)
2016年11月17日(木) 10:00 - 16:00 化学物質検索 - 基礎(Classic STN)
2016年11月18日(金) 10:00 - 16:00 化学物質検索 - 構造(Classic STN)
2016年12月15日(木) 09:30 - 12:30 マルクーシュ構造検索(newSTN)
2016年12月15日(木) 13:30 - 16:30 特許 T(newSTN)
2016年12月16日(金) 10:00 - 16:00 医学・薬学情報検索(Classic STN)

※ 追加の講習会の日程を含む最新のスケジュールについては,ホームページ ;

https://www.jaici.or.jp/seminar/seminar_time.php をご覧ください.

*会場*

東京会場 大阪会場
化学情報協会 PC カレッジ東梅田校
東京都豊島区駒込 1-3-1 メリノ六義園ビル 2 階 大阪府大阪市北区太融寺町 5-13 東梅田パークビル 2 階
http://www.jaici.or.jp/seminar/map_tokyo.html http://www.jaici.or.jp/seminar/map_osaka.html

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