第20回高校化学グランドコンテスト「化学情報協会賞」オンライン授賞式を開催しました

第20回高校化学グランドコンテストにおいて「化学情報協会賞」を受賞した愛知県立春日井高等学校サイエンス部に対するオンライン授賞式を、主催者である芝浦工業大学様のご厚意により開催しました。

授賞式には、春日井高等学校から、山田哲也先生、2年生の植田鈴那さん、1年生の山下柚希さん、当協会からは上野理事長はじめ関係者が参加しました。

また、芝浦工業大学からは野村幹弘教授、山本創太教授をはじめコンテスト事務局の皆様が参加し、進行をご担当いただきました。

今回受賞した春日井高校のポスター発表テーマは、「植物色素を用いて濾紙でpH試験紙をつくる」で、紫キャベツに含まれるアントシアニンの色変化を利用し、アルギン酸ナトリウムを用いた染色法やスマートフォンアプリによる色解析など、工夫を凝らしたpH試験紙の開発です。pH試験紙としての完成度に加え、近隣の小中学生に評価試験へ参加してもらうなど、「化学の楽しさを広げる取り組み」もあり、協会賞の趣旨でもある、「化学の裾野を広げたい」という点に合致していた点ことも選考理由です。

授賞式では、受賞者から「今までの努力が報われて嬉しい」「今後は他の植物色素への応用にも挑戦したい」などのコメントがありました。

授賞式後のインタビューの内容はこちらをご覧ください。

化学情報協会は、若い世代の探究心を応援し、化学の魅力を広げる活動を今後も支援してまいります。