高校化学グランドコンテスト
弊会は、コンテストの趣旨「化学への情熱と探求心を持つ高校生の皆さんを応援する」に賛同、また、大学教員が研究活動を支援する数少ない「化学を基盤とした教育プログラム」を支援したいという想いから、2024年度より協賛しています。
参加者の中から、化学分野で活躍する人材が育つことだけでなく、化学に興味・関心を持つ高校生が一人でも増えることを願っています。
最終選考会出展(2025年10月25日)
コンテスト最終選考会のポスター会場に併設された企業展示会に出展しました。当協会ブースでは、世界最大級の化学情報データベース「CAS SciFinder®」を用いた物質・反応検索のデモや、ケンブリッジ結晶構造データベース「CSD」を活用したMOF(金属有機構造体)構造の3D表示デモを行い、化学研究に役立つ情報サービスをご紹介しました。
多くの高校生や教員の皆さんにご来場いただき、化学情報の重要性を直接お伝えできたことは、当協会にとって大きな意義があったと考えています。
また、ポスター発表を対象とした「化学情報協会賞」は愛知県立春日井高等学校 サイエンス部に対して贈呈しました。研究テーマは「植物色素を用いて濾紙でpH試験紙をつくる」です。身近な素材を活用し、アントシアニンの色変化を応用したpH試験紙の開発は、化学的知見を元に創意工夫を加えながら実用化を目指した素晴らしい取り組みでした。また、地域のイベントを利用して小中学生に本研究の実験に参加してもらうなど、化学の楽しさを次世代に伝える活動になっていたことも非常に印象的でした。
改めて、同校の皆さんの努力と成果に敬意を表します。
受賞後のインタビューはこちら。




