化学情報協会

光触媒ミュージアムからひろがる化学の魅力

化学コミュニケーション賞2025受賞者インタビュー

2026年8月掲載

光触媒ミュージアム

藤嶋 昭 館長、落合 剛 さん、濱田 健吾 さん、内藤 美菜子 さん

左から濱田さん、内藤さん、藤嶋館長、落合さん

左から濱田さん、内藤さん、藤嶋館長、落合さん

2025年の化学コミュニケーション賞審査員特別賞を受賞した光触媒ミュージアム(地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)が運営)を訪問し、藤嶋昭館長、KISTECの落合剛さん、濱田健吾さん、内藤美菜子さんにお話を伺いました。
光触媒ミュージアムは、2004年の設立以来、光触媒に関する展示や実験教室、出前授業、企業展示などを通じて、光触媒技術の普及啓発に取り組んできました。
今回のインタビューでは、化学コミュニケーション賞への応募のきっかけ、受賞後の反響、光触媒ミュージアムの成り立ち、本多・藤嶋効果の発見から社会実装へと広がった光触媒研究の歩み、展示や実演を通じた伝え方の工夫、青少年向け活動、そして同館が考える化学コミュニケーションについて、詳しくお話しいただきました。
(インタビュー日:2026年7月9日)

受賞の喜びと、広がる反響

——化学コミュニケーション賞2025に応募されたきっかけを教えてください。

落合さん:Chem-Stationで「化学コミュニケーション賞」の募集記事を見たことがきっかけです。それまで、この賞については詳しく知らなかったのですが、過去の受賞者を調べてみると、Chem-Stationの山口先生や、坂田薫先生のYouTube番組「Science News」に出演されていた先生方など、お名前を存じ上げている先生方もいらっしゃり、賞への親近感が一気に増しました。

私自身も、藤嶋先生と一緒に「Science News」に出演させていただいたことがあります。そうしたご縁もあり、藤嶋先生や関係者の皆さんに相談し、光触媒ミュージアムとして応募してみようということになりました。応募にあたっては、やはり「日本で唯一の光触媒専門ミュージアム」であるという点を前面に打ち出したいと考えました。

——受賞の知らせを受けたときの率直なお気持ちは?

落合さん:研究者として、研究そのものに対して賞をいただいた経験はありますが、今回は「コミュニケーション」という観点で評価されたことが、とても新鮮でした。光触媒の研究には長い歴史がありますが、その価値を社会に伝える取り組みが評価されたことに、大きな意義を感じました。

私は非常勤講師として大学で講義をする機会もあり、学生たちには「研究は、伝えるところまでが研究だ」と話すことがあります。そういう意味でも、今回の受賞は、光触媒ミュージアムの活動を外部の視点から見直す機会になりましたし、私自身にとっても大きな自信になりました。

——受賞後、館内や周囲の反応はいかがでしたか?

内藤さん:受付で来館者対応をしていると、受賞をお知らせする大きなポスターをご覧になった多くの方から「おめでとうございます」と声をかけていただきました。来館者の方から、どのような賞なのか、どのような活動が評価されたのかを尋ねられることもあり、そのたびに光触媒ミュージアムの取り組みを説明する良い機会になりました。

濱田さん:光触媒ミュージアムのすぐ近くには研究所があり、私たちは企業の方々からの試験や技術相談にも対応しています。そうした目的で来所された方が、お帰りの際にミュージアムへ立ち寄られることがあります。受賞後は、入口に掲示した賞状や記念盾をご覧になり、「これはどのような賞なのですか」と質問される機会が増えました。

その際には、光触媒ミュージアムの活動だけでなく、化学コミュニケーション賞の趣旨や、化学コミュニケーションという考え方についてもご紹介しています。光触媒に関心を持って来館された方だけでなく、技術相談など別の目的で来られた企業の方々にも、ミュージアムの活動を知っていただくきっかけになっていると感じています。

受賞をお知らせするポスター

受賞をお知らせするポスター

落合さん:ホームページでも受賞をお知らせしたこともあり、最近では修学旅行のコースに光触媒ミュージアムを入れたいという学校からのお問い合わせもいただいています。国会議事堂などの定番の見学先とあわせて、ここを訪れてくださる学校もあります。 

また、『地球の歩き方 川崎市』にも掲載される予定(※ 8月6日に発売開始)です。受賞をきっかけに、メディアや学校関係者など、さまざまな方面から関心を寄せていただく機会が増えていると感じています。私たちが想像していた以上に反響が大きく、驚いています。

光触媒ミュージアムの成り立ちと20年以上の歩み

——光触媒ミュージアムは、どのような経緯で設立されたのでしょうか。設立当初の思いや背景を教えてください。

藤嶋館長:私自身が酸化チタンによる水の光分解を見つけてから約60年になります。東京大学で教授を務め、退官した後に、KISTECの前身である公益財団法人神奈川科学技術アカデミー(KAST)の理事長になりました。そこで、神奈川県とも相談しながら、私が取り組んできた光触媒をもっと広めたいという思いから、この光触媒ミュージアムを設けることになりました。

もともとKASTには光触媒の研究グループがあり、私はそのリーダーを務めていました。その研究の成果を、研究者や企業だけでなく、もっと多くの方に知っていただきたいという思いがありました。光触媒ミュージアムは、そうした研究の流れを社会に伝える場として始まったものです。

落合さん:設立は2004年で、今年で22周年になります。ミュージアムを管理・運営してきた組織は、KASTからKISTECへと変わり、組織改編もありましたが、KAST時代の光触媒グループの流れを受け継ぎながら、現在はKISTECの川崎技術支援部が管理運営を担っています。形を変えながらも、どこかの部署が継続して運営し続けてきたことが、このミュージアムの大きな特徴だと思います。

——2004年の設立以来、20年以上にわたり活動を続けてこられました。これまでの歩みの中で、特に印象に残っている転機や節目があれば伺えますか。

藤嶋館長:開館当初は、光触媒に関心を持つ企業の方々が多く来られました。新しく光触媒の事業を始めたい、製品化したいという方々が見学に来られ、ここは企業が作った製品や成果を展示する場でもありました。光触媒の製品を作った企業が、その成果をここで紹介する。そのような役割も担ってきました。

また、作られた製品が本当に光触媒としての機能を持っているかを評価することも重要でした。JISやISOといった規格づくりにも関わり、現在もその評価を落合さんや濱田さんが担当しています 。光触媒は、研究として面白いだけでなく、社会で使われる技術ですから、正しく評価し、正しく伝えることが大切なのです。

一方で、今では光触媒という言葉がかなり一般的になりました。中学・高校の教科書にも載るようになり、以前ほど珍しい技術ではなくなっています。そういう意味では、ミュージアムの役割も少しずつ変わってきていると感じています。

落合さん:組織改編に伴い、ミュージアムを支える研究・技術支援の体制や担当部署は少しずつ変わってきました。それでも、20年以上にわたってミュージアムを継続できているのは大きなことだと思います。現在は、一般の来館者だけでなく、企業の技術相談に来られた方、修学旅行の生徒さん、研究者、教育関係者など、さまざまな方が訪れる場になっています。

——日本で唯一の「光触媒をテーマとしたミュージアム」として、どのような役割を担いたいと考えてこられたのでしょうか。

藤嶋館長:光触媒ミュージアムは、企業の方だけでなく、一般の方や子どもたちにも光触媒という技術に関心を持ってもらう場でもあります。特に小学生や中学生には、夏休みの実験教室や出前授業などを通じて、科学に触れる機会をつくってきました。

光触媒を深く理解することだけが目的ではありません。まずは科学に関心を持つ入口として、子どもたちにも気軽に足を運んでもらえる場でありたいと考えていました。

落合さん:ミュージアムは、単に展示を見る場所ではなく、研究者、企業、子どもたち、一般の来館者をつなぐ場所でもあります。企業の製品や大学の研究成果を実物として見ていただくことで、新しい関心や相談につながることもあります。

藤嶋先生の研究成果を基盤に、光触媒の原理や応用を社会に伝え、次の研究や製品開発、教育へとつなげていく。そうした橋渡しの役割を、これからも担っていきたいと思っています。

本多・藤嶋効果から社会実装へ

——本多・藤嶋効果の発見から、殺菌、脱臭、防汚、防曇、セルフクリーニングなどへ応用が広がってきました。特に「社会に届いた」と実感された出来事があれば教えてください。

藤嶋館長:光触媒は、いまでは世界中で使っていただいています。たとえば、マンションや大きなビルの外壁には、汚れにくくするために光触媒が使われています。タイルやガラス、テント材などにも応用されていて、フランスのルーブル美術館、中国の公共施設、米国の野球場、東急田園都市線の駅のホーム、東京駅のグランルーフ、丸ビルなど、さまざまな場所で使われています。

特に、TOTO株式会社(以下、TOTO)とは長く共同研究を続けてきました。最初は、光触媒の強い酸化力を使って殺菌や脱臭、防汚に応用する研究を進めました。その後、酸化チタンをコーティングした鏡やガラスが曇らなくなる「超親水性」の効果1)も見つかり、防曇やセルフクリーニングの技術として広がっていきました。水が表面に水滴として残るのではなく、薄く広がることで汚れが流れやすくなるのです。

このように、光触媒の応用は、強い酸化力による分解作用と、水が表面になじみやすくなる超親水性という、二つの大きな性質をもとに広がってきました。いまでは当たり前のように使われているものも多いですが、それだけ社会の中に入っていったということだと思います。

安倍元首相が世界経済フォーラム、いわゆるダボス会議で、私の名前と光触媒について触れてくださったことも、大きな出来事でした。首相官邸で直接お礼を申し上げたこともあります。

当時の天皇陛下、現在の上皇陛下も光触媒に大変関心をお持ちくださっていました。御所にお招きいただいてお話ししたことがありますし、講書始の儀で「太陽エネルギーと光触媒」について進講したこともありました。そういう意味でも、光触媒が社会に広く知られていったことを実感する機会は多くありました。

——そもそも、本多・藤嶋効果の発見はどのような経緯だったのでしょうか。

藤嶋館長:私が東京大学の大学院に入ったころ、光を感じる半導体の研究が世界的に盛んになり始めていました。当時、酸化亜鉛を水に入れて光を当てると反応が起こるという報告があり、私もその追試から始めました。ただ、酸化亜鉛は光に反応するものの、水の中で溶けてしまう。そこで、同じ酸化物で、光に反応し、しかも水に溶けないものはないかと探しました。

そのときに出会ったのが、酸化チタンです。神戸の中住クリスタルという会社が酸化チタンの単結晶を作っていることを知り、手紙を書いて提供をお願いしました。親指くらいの大きさの結晶をいただき、それを切って電極にして、水の中に入れて光を当てる実験をしました。すると、酸化チタンは溶けずに、ガスが出てきたのです。調べてみると、それは純粋な酸素でした。反対側の白金電極からは水素も出ていました。

私は、これは植物の光合成の基本的な反応に近いことが起きているのではないかと思いました。葉っぱの代わりに酸化チタンが働いて、光で水が分解された。これは大変なことだと思い、学会で発表しました。ところが、当時は誰も信じてくれませんでした。「水を分解するには電圧をかけなければならない。光だけで分解するなんてあり得ない」と、強く批判されました。

それで、この研究成果をNature誌に投稿しようと決めました。1972年に論文が掲載2)されましたが、日本国内ではしばらく大きな反応はありませんでした。その後、ヨーロッパの国際会議で話題になり、それを聞いた朝日新聞の科学記者、大熊由紀子さんが取材に来てくださいました。1974年元日の朝日新聞1面トップに掲載され、それをきっかけに、社会の反応が大きく変わりました。かつて学会で批判されていた研究が、一気に注目されるようになったのです。

——藤嶋先生の研究成果が、ミュージアムという形で社会に伝わっていくことについて、どのように感じていらっしゃいますか。

藤嶋館長:皆さんに光触媒のことを理解していただけるのは、とてもうれしいことです。私にとって、60年前に酸化チタンに光を当てて、水が分解し、ガスが出たときの感動は、いまでも一番大きなものです。その感動が、ミュージアムを通じて多くの人に伝わっていくことには、大きな意味があると思っています。

光触媒は、最初は研究室の中の発見でした。しかし、その後、社会の中で使われる技術になりました。建物を汚れにくくする、空気をきれいにする、においを取る、ガラスの曇りを防ぐ。そうした応用が広がり、さまざまな企業の製品にもなっています。ミュージアムでは、そうした研究成果や製品を実際に見ることができます。研究の成果が、どのように社会に役立っているのかを伝える場になっていると思います。

さらに、技術を社会に広げていくうえでは、製品の性能を適切に評価し、正しい情報として伝えることも大切です。その意味でも、ミュージアムは重要な役割を持っていると思います。

落合さん:光触媒ミュージアムには、研究者や企業の方だけでなく、子どもたちや一般の来館者も訪れます。藤嶋先生の研究成果を、専門家だけのものにするのではなく、実際の展示や実演を通じて、誰もが見て、感じられる形にしているところに、このミュージアムの意味があると思います。

最近では、人工光合成やカーボンニュートラルの分野でも、光触媒への関心が高まっています。政策的にも、光触媒による水素生成は重要な技術の一つとして位置づけられています。そうした新しい動きについても、まず展示を見ていただくことで、具体的なイメージを持っていただけます。研究者、企業、学生、一般の方々をつなぐ場として、光触媒ミュージアムはこれからも役割を果たしていけると考えています。

1) Wang, R.; Hashimoto, K.; Fujishima, A.; Chikuni, M.; Kojima, E.; Kitamura, A.; Shimohigoshi, M.; Watanabe, T. “Light-induced amphiphilic surfaces.” Nature, 388, 431–432 (1997). DOI: 10.1038/41233.

2) Fujishima, A.; Honda, K. “Electrochemical Photolysis of Water at a Semiconductor Electrode.” Nature, 238, 37–38 (1972). DOI: 10.1038/238037a0.

展示で伝える、見てわかる光触媒

——常設展示ではさまざまな光触媒製品やデモ機を紹介されています。展示内容を企画・更新するときに大切にしている点があれば教えてください。

落合さん:光触媒ミュージアムでは、研究成果や企業の製品を、実際に見ていただける形で展示しています。企業の方が開発された光触媒製品を展示し、来館者に見ていただくことで、研究や技術がどのように社会で使われているのかを知っていただける場になっています。

展示はその時々で入れ替わりもあります。企業から「新しい展示に差し替えたい」というご相談をいただくこともありますし、ミュージアムの展示をご覧になった企業の方から「自社の製品も展示したい」とお声がけいただくこともあります。現在も、展示スペースに空きがあれば募集を行っています。展示会に数日間出展するのとは違い、長期間にわたって多くの方に見ていただけるため、企業にとっても技術を紹介する機会になります。藤嶋先生や私たちが来館者に説明する中で、展示企業の技術を紹介できることも、ミュージアムならではの役割だと思います。

濱田さん:展示を企画するときに大切にしているのは、「見てすぐに伝わること」です。説明を読むだけではなく、実物や実演を通して直感的に理解していただける展示を心がけています。KISTECの技術支援に関する展示については、できるだけ最新の成果も取り入れ、旬の情報を伝えられるようにしています。

内藤さん:日常的に来館者の方へ展示をご案内する中では、興味を持ってくださった方に実演を交えながら説明するようにしています。光触媒の効果は、言葉で説明するだけでは伝わりにくい部分もありますが、実際に見ていただくと「なるほど」と感じていただけることが多いです。

——展示を拝見すると、光触媒の働きを実感できるデモが多いですね。代表的な展示や実演について教えてください。

落合さん:まず見ていただきたい展示の一つが、酸化チタンによる水の分解反応を再現した装置です。酸化チタン板に光を当てると反応が起こり、電流計の値が変化します。光が当たることで電子が動き、水素や酸素が発生するという、本多・藤嶋効果の基本を目で見て理解していただける展示です。

この装置を見ると、光触媒が単なる概念ではなく、実際に光に応答して働いていることが分かります。最近では人工光合成や水素生成への関心も高まっており、研究者や企業の方にとっても、まず具体的なイメージを持っていただく入口になっています。

酸化チタンによる水の分解実験装置と藤嶋館長

酸化チタンによる水の分解実験装置と藤嶋館長

内藤さん:来館者の方に特に分かりやすいのは、光触媒による付着物の分解力や超親水性の効果を実演で見ていただく展示です。たとえば、光触媒で処理されたタイルと通常のタイルに特殊なインクで線を描き、紫外線を当てると、光触媒で処理されたタイルではインクの色が消えていく様子を見ることができます。汚れやウイルスなどが分解されるイメージを、実際の変化として感じていただける展示です。

また、外壁材のサイディングを用いた展示では、光触媒加工を施した面と未加工の面にそれぞれ水を流し、水の広がり方の違いをご覧いただきます。光触媒の持つ超親水性により、加工面では水が筋状にならず、薄い膜のように均一に広がりながら流れます。

濱田さん:ガラス面を使った超親水性による防曇効果の実演もあります。ガラスに水を吹きかけると、光触媒フィルムを貼った部分では、水が水滴にならず薄い膜状に広がるため、ガラスの透明性が保たれます。一方、未加工部分では水滴が付着して視界がぼやけます。両者を比較することで、光触媒の超親水性による防曇効果を一目で確認できます。

落合さん:においを使った脱臭の展示もあります。食品などのにおいを用いて、光触媒による脱臭効果を実際に嗅いでいただくものです。見た目だけでなく、嗅覚でも光触媒の効果を感じていただける展示になっています。ただし、においの感じ方には個人差があるので、その点も含めて説明しています。

濱田さんによるガラス面を使った光触媒フィルムによる防曇効果の実演

濱田さんによるガラス面を使った光触媒フィルムによる防曇効果の実演

——光触媒が身近な製品に使われていることを、展示ではどのように伝えているのでしょうか。

内藤さん:光触媒が身近な製品に使われていることをご存じない方も多いので、実際の使用例をご紹介することを大切にしています。展示されている製品や実演を通して、「こんなところにも使われているんですね」「こういう応用もできそうですね」といった反応をいただくこともあります。

光触媒は、名前だけを見ると少し難しく感じられるかもしれませんが、実際には外壁材やガラスなど種々の材料に施され、空気清浄装置、脱臭など、暮らしのさまざまな場面に関わっています。展示を通じて、光触媒を研究室の中だけの技術ではなく、身近な生活環境にも関わる技術として感じていただければと思っています。

「わからない」を「おもしろい」に変える伝え方

——専門的な内容を一般の方にも分かりやすく伝えるために、大切にしていることや、難しさを感じる点があれば教えてください。

内藤さん:来館される方は、小学生からご高齢の方まで幅広く、専門的な知識をお持ちでない方も多くいらっしゃいます。そのため、専門用語はできるだけ使わず、使う場合にも分かりやすい言葉に置き換えて説明するようにしています。たとえば、「親水性」は「水となじみやすい」と説明しますし、「分解」についても、「なくなる」のではなく、「小さな物質に分かれていく」といった表現を使うようにしています。

濱田さん:来館される方の知識レベルや目的に合わせて説明することを大切にしています。小中学生、一般の来館者、化学を学んでいる高校生や大学生、企業の研究者や技術者では、興味を持つポイントも、必要とされる説明の深さも違います。 そのため、まずは相手の関心や目的を把握したうえで、説明の内容を変えるようにしています。同じ展示であっても、相手によって伝える内容がまったく違うこともあります。そこが難しさでもありますが、一番やりがいを感じる部分でもあります。

——来館者に「面白い」「もっと知りたい」と感じてもらうために、どのようなことを意識されていますか。

内藤さん:来館者の方と直接お話しする中で感じるのは、「面白い」「もっと知りたい」という気持ちが生まれる瞬間がとても大切だということです。展示の説明を聞いた方から、「こんなに面白い場所があったんですね」「もっといろいろな人に知ってもらいたいですね」といった声をいただくこともあります。

そうした反応を聞くと、光触媒の技術やミュージアムの活動を、もっと広く伝えていきたいと感じます。光触媒の効果を言葉で説明するだけでなく、実際に見て、体験していただくことで、来館者の方の中に「なるほど」「面白い」という感覚が生まれるのだと思います。

——公式X(旧Twitter)や質問コーナーなど、新しい発信にも取り組まれています。こうした活動にはどのような狙いがあるのでしょうか。

落合さん:光触媒ミュージアムに実際に来ていただくことはもちろん大切ですが、それだけでは届く範囲に限りがあります。そこで、公式Xを通じて、ミュージアムの展示や光触媒の技術、身近な科学の話題を発信することで、来館前後にも関心を持っていただけるようにしています。

展示紹介だけでなく、光触媒に関する豆知識や、自由研究にもつながるような実験動画なども発信しています。特に、自由研究の時期には、子どもたちが身近な材料で試せるような実験動画も紹介しています。光触媒に限らず、さまざまな科学に興味を持つ入口になればよいと考えています。

光触媒ミュージアムの公式X

光触媒ミュージアムの公式X

館内には質問コーナーも設けており、来館者の皆さまからいただいた質問に答える取り組みも始めました。質問者の希望があれば、藤嶋先生にお答えいただくこともあります。実際に、タイの方からタイ語で寄せられた質問を翻訳し、藤嶋先生に答えていただいたこともありました。

展示を見て終わりではなく、来館前後も含めて関心が続いていくようなコミュニケーションを大切にしたいと考えています。

内藤さん:Xの動画は、私も落合さんに教えていただきながら作成しています。藤嶋先生が来館されたタイミングで質問に答えていただいたり、展示の様子を紹介したりしています。動画を通じて、まだ来館されたことのない方にも、光触媒ミュージアムの雰囲気や面白さを知っていただければと思っています。

ミュージアム設置の質問ボックスと藤嶋館長

ミュージアム設置の質問ボックスと藤嶋館長

Xの動画の藤嶋館長によるご回答の一シーン

Xの動画の藤嶋館長によるご回答の一シーン

【コラム】 かこさとし先生との出会いと、科学を伝える本づくり 

「科学をどう伝えるか」という話題の中で、藤嶋館長が特に熱を込めて振り返ったのが、絵本作家・かこさとし先生との出会いです。 

開館当初、藤嶋館長は、子どもたちにも気軽にミュージアムへ足を運んでもらうため、入口に子ども向けの本を置くことを考えていました。その際に注目したのが、長く読み継がれているミリオンセラーの童話です。調べていく中で、かこさとし先生の本が多くの読者に親しまれていることを知り、藤嶋館長は直接連絡を取ったそうです。

その後、かこ先生は光触媒ミュージアムを訪れ、展示を見学しました。そこで光触媒の面白さに触れたことがきっかけとなり、藤嶋館長とともに光触媒を紹介する本づくりへとつながっていきました。落合さんにとっても、かこ先生との本づくりは、科学をどう伝えるかを学ぶ貴重な経験だったといいます。

藤嶋館長は、かこ先生について「本当にすごい人でした」と語ります。ピラミッドや奈良の大仏など、科学や歴史を題材にした作品にも触れながら、かこ先生が膨大な資料を調べ、子どもにも伝わる形にまとめていたことを紹介してくださいました。専門的な内容を、正確さを保ちながら、子どもたちの興味につながる形で伝える。その姿勢は、光触媒ミュージアムが目指す化学コミュニケーションにも通じています。

光触媒ミュージアムにとって、かこ先生との本づくりは、単なる出版活動ではありませんでした。科学の面白さを子どもたちに届けるための、もう一つの展示であり、もう一つの実験でもあったのかもしれません。

6. 青少年向け活動と、次の一歩への広がり

——毎年夏の実験教室や「かわさきサイエンスチャレンジ」への出展など、青少年向け企画を長年続けてこられました。こうした活動の中で、特に手応えを感じるのはどのようなときでしょうか。

藤嶋館長:光触媒ミュージアムだけでなく、全国で出前授業も行っています。光触媒に限らず、科学の面白さを伝えるために、いろいろな実験を取り入れています。子どもたちは、目の前で現象を見ると、とても関心を持ってくれます。そうした反応を見ると、科学に触れるきっかけをつくることの大切さを感じます。

落合さん:たとえば、牛乳を少し入れて濁らせた水にライトを当てると、青空や夕焼けの色を再現することができます。上から光を当てると青空のように見え、横から光を当てると夕焼けのように見える。空気中の分子や微粒子による光の散乱を、身近な材料で体験できる実験です。こうした実験を通して、子どもたちが普段見ている自然現象にも科学の仕組みがあることを感じてもらえます。

濱田さん:実験には、子どもたちが自然に声をあげる山場があります。光触媒の働きで色が変わったり、現象がはっきり見えたりした瞬間に、「すごい!」という声が上がるんです。その瞬間に、科学の面白さが伝わったのではないかと感じます。子どもたちの目が輝くような反応を見ると、活動を続けるモチベーションになります。

また、一度実験教室に参加したお子さんが、翌年も来てくれたり、ご家族と一緒にミュージアムへ再び来館してくれたりすることもあります。そうしたリピーターの存在からも、光触媒や科学に興味を持つきっかけづくりにつながっていることを実感します。

実験教室の様子

実験教室の様子

——実験教室や出前授業、来館時の展示見学など、これまでの活動の中で、子どもたちや来館者・参加者の反応として特に心に残っている声やエピソードがあれば教えてください。

内藤さん:今年1月に、初めて小学校への出前授業に参加しました。その際、鏡を使った実験の説明を担当しました。光触媒の効果で、鏡の一部だけが曇らない様子を見せたところ、約100人の児童から「おー!」という大きな歓声が上がりました。

その反応がとても印象に残っています。化学に興味があるかどうかに関わらず、実験を通して「科学技術って面白い」と感じてもらえたのではないかと思いました。実際に目の前で変化を見ることで、言葉だけでは伝わりにくい科学の面白さが伝わるのだと感じました。

濱田さん:来館された学生さんが、展示を見たあとにさらに質問してくれたり、後日また訪れてくれたりすることもあります。光触媒ミュージアムが、単に展示を見て終わる場所ではなく、次の関心につながる場になっているのだと思います。

——青少年向けの活動は、光触媒ミュージアムにとってどのような意味を持っていると感じていますか。

落合さん:青少年向けの活動は、光触媒そのものを知ってもらうだけでなく、科学に親しむ入口をつくるものだと思っています。子どもたちにとって、最初から専門的な内容を理解する必要はありません。まずは「不思議だな」「面白いな」と感じてもらうことが大切です。

光触媒ミュージアムでは、光触媒の展示に加えて、身近な材料を使った実験や、自然現象を題材にした説明も行っています。そうした体験を通じて、子どもたちが身の回りの現象を科学の目で見るようになれば、それが次の学びにつながっていくと思います。

藤嶋館長:子どもたちに科学へ関心を持ってもらうことは、とても大切です。光触媒をきっかけにしてもいいですし、別の実験をきっかけにしてもいい。まず科学に親しんでもらうことが大事です。そうした取り組みを続けることで、将来、研究や技術に関わる人が育っていけばうれしいですね。

濱田さん:実験教室や出前授業は、子どもたちにとっての「最初のきっかけ」になる可能性があります。目の前で現象を見て、「なぜ?」と思う。その疑問が、次の学びや挑戦につながることがあります。光触媒ミュージアムとしては、そうした小さなきっかけを大切にしていきたいと思っています。

7. 一人の高校生との出会いが、次の出会いを生む

——国際化学オリンピックで銀メダルを受賞された早田茂さんとの出会いについて教えてください。

濱田さん:早田さんが最初に光触媒ミュージアムへ来られたのは、2023年12月でした。当時は高校1年生で、友人2人と一緒に来館されました。その中でも、早田さんは特に熱心に展示をご覧になり、たくさん質問してくださいました。対応していて、「この子は本当に化学が好きなのだな」「これからさらに興味を深めていくのではないか」と感じたことをよく覚えています。

その後、早田さんは第57回国際化学オリンピックで銀メダルを受賞されました。さらに今年、東京大学理学部化学科へ推薦で進学されたと伺い、本当に驚きました。来館時に見せてくださった強い関心が、その後の大きな成果へと結びついたことは、私たちにとっても大きな励みになりました。

銀メダル受賞報告の様子。左から落合さん、早田さん、藤嶋館長、濱田さん

銀メダル受賞報告の様子。左から落合さん、早田さん、藤嶋館長、濱田さん

藤嶋館長:早田さんのことは本当に印象に残っています。若い方が化学への関心を深め、その後の大きな挑戦へ進んでいかれたことを伺い、大変うれしく思いました。ミュージアムでの体験が、その一つのきっかけになれたのであれば、とても印象深い出来事です。

——早田さんの事例は、その後さらに別の高校生の来館にも広がったそうですね。

濱田さん:そうなんです。最近、ひとりの高校生が来館されたのですが、その方は、早田さんのインタビュー記事を読んで光触媒ミュージアムを知り、来館してくださったのです。その高校生は、化学グランプリに挑戦していると話してくださいました。

早田さんとのご縁が、別の高校生の来館へと広がったことに、とても驚きました。同時に、光触媒ミュージアムは展示を見学するだけの場所ではなく、人と人、人と科学をつなぐ場なのだと改めて感じました。

一人ひとりの来館者との対話やご縁を大切にすることが、新しい関心や挑戦を生み出していくのだと思います。これからも、来館された方が「化学って面白い」「もっと学んでみたい」と感じるきっかけを届けられるミュージアムでありたいと思っています。

8. 産業界と教育界をつなぐ「橋渡し役」

——光触媒ミュージアムは、一般の来館者に加え、企業や教育機関など幅広い方々とつながる場でもあると思います。産業界や教育界をつなぐ「橋渡し役」としての役割を、どのように感じていらっしゃいますか。

藤嶋館長:光触媒は、企業の方々が製品化して、社会の中で役立つ形にしてくださった技術です。ミュージアムでは、その代表的な成果を展示し、多くの方に見ていただいています。もっと多くの企業にも関わっていただき、光触媒の応用を広く知ってもらえればよいと思っています。

光触媒の実用化では、TOTOや石原産業株式会社をはじめ、企業の方々が大きな役割を果たしてきました。特にTOTOとは、超親水性の技術などで共同研究を進め、特許も出願しました。企業の努力によって、光触媒は実際の製品として社会に広がっていったのです。

落合さん:光触媒ミュージアムは、企業の技術や大学の研究成果を、一般の方にも見える形にする場所です。企業や研究機関だけの中で閉じている技術を、来館者が実際に見て、触れて、理解できるようにする。そのことが、産業界と教育界、そして社会をつなぐ役割につながっていると思います。

企業にとっては、自社の技術を紹介する場になりますし、来館者にとっては、研究成果がどのような製品や社会実装につながっているのかを知る機会になります。そうした接点を生み出せることが、ミュージアムならではの意義だと感じています。

私が学生に化学を教えるときには、「何のために学び、どう使うのか」を意識して伝えるようにしています。その事例として、光触媒はとてもよい教材です。植物の光合成の仕組みを、無機物で再現した技術とも見ることができ、それが実際の製品として社会に広がっている。理学的な面白さが、どのように社会で役立つ技術になるのかを示す、とても良いロールモデルだと思います。

光触媒ミュージアムは、単に展示を見る場所ではなく、企業の技術、研究者の知見、学生や子どもたちの学び、そして一般の方々の関心が交わる場所です。そのような意味で、これからも、そうした橋渡しの場であり続けたいと思っています。

内藤さん:日々来館者の方々と接する中で、光触媒ミュージアムは、実際に見て、体験しながら学べる貴重な場だと感じています。展示や実演を通して、光触媒と暮らしとのつながりを知っていただけることは、ミュージアムならではの役割だと思います。

濱田さん:企業展示に並ぶ技術や製品に、来館者が実際に触れられることに、ミュージアムの大きな意義があると思います。展示だけでなく、来館前後も含めた継続的なコミュニケーションを大切にしていきたいと思っています。

9. 化学コミュニケーションとは「きっかけ」をつくること

——皆さまにとって「化学コミュニケーション」とはどのようなものか、また今後の光触媒ミュージアムの展望についてお聞かせください。

藤嶋館長:化学コミュニケーションは、とても大切だと思っています。私は日本化学会の会長を務めたこともありますが、科学や化学をもっと一般の方に理解していただくことは重要です。光触媒についても、多くの方に知っていただくことが大切だと考えています。

一方で光触媒は、以前に比べて広く知られるようになってきました。中学校や高校の教科書にも載るようになり、以前ほど珍しい技術ではなくなっています。そうした中で、これから光触媒ミュージアムがどのような役割を果たしていくのかは、考えていく必要があります。光触媒だけでなく、科学全般に親しめるような場へと、少しずつ広げていくことも大切かもしれません。

内藤さん:私にとって化学コミュニケーションとは、専門的な知識を伝えるだけでなく、「面白い」「もっと知りたい」と思うきっかけをつくることです。

展示や実験を通じて、光触媒の面白さや、暮らしとのつながりを知っていただきたいと思っています。これからも、日々の説明や公式Xでの情報発信を通して、一人でも多くの方に光触媒や科学技術の魅力を伝えていければと思います。

濱田さん:私にとって化学コミュニケーションとは、「知識を伝えること」だけではなく、「興味を持つきっかけをつくること」だと思っています。来館者との出会いを通して、小さなきっかけがその後の関心や行動につながることを実感しました。

展示を見て終わりではなく、来館者の皆さんと対話しながら、一人ひとりの「なぜだろう」「もっと知りたい」という気持ちを育てていけるミュージアムでありたいです。企業や研究機関、教育現場とも連携しながら、光触媒の魅力や科学技術の面白さを、より多くの方に届けていきたいと考えています。

落合さん:私は、科学の歴史そのものがコミュニケーションだと思っています。藤嶋先生と『ファラデーのつくった世界!』という本を書かせていただいた際、科学者たちの功績を中心に、400年ほどの科学史を年表にまとめました。ボルタが電池を発明し、その電池を使ってエルステッドらが電気と磁気の相互作用を見つけ、その原理を応用してファラデーがモーターをつくる。科学は、先人たちの発見や知識が受け継がれ、次の発見につながることで発展してきました。

そう考えると、未来の科学の発展のために知識を伝えていくことこそが、化学コミュニケーションの重要な役割だと思います。光触媒ミュージアムの活動も、未来の科学者たちに知識や興味を伝え、壮大な科学史の一部となれればうれしいです。

——最後に、これから光触媒ミュージアムを訪れる方へ、メッセージをお願いします。

落合さん:光触媒ミュージアムでは、光触媒という一つの技術を通して、科学の発見がどのように社会で役立っていくのかを見ていただけます。まずは難しく考えず、展示や実験を見て「面白い」と感じてもらえればうれしいです。そこから、「なぜだろう」「もっと知りたい」という気持ちが生まれれば、それが次の学びにつながっていくと思います。

濱田さん:ミュージアムでの出会いが、早田さんのように次の挑戦につながることもあります。もちろん、すべての来館者が研究者を目指すわけではありませんが、何か一つでも心に残る体験があれば、それは大切なきっかけになると思います。これからも、一人ひとりの来館者との対話を大切にしながら、科学や化学への関心を育む場であり続けたいです。

内藤さん:光触媒ミュージアムには、光触媒を知らない方にも楽しんでいただける展示や実演があります。まずは気軽に来ていただき、実際に見て、体験して、「こんな技術があるんだ」と感じていただければと思います。そこから、科学や身の回りの技術に少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。

藤嶋館長:科学は、世の中に役立つことが大切です。光触媒も、環境をきれいにする、空気をきれいにする、身の回りを清潔に保つといった形で、多くの方に使っていただいています。若い人たちには、身近な現象の中にある不思議に関心を持ち、それを学び、将来の新しい発見につなげていってほしいと思います。

——本日は貴重なお話をありがとうございました。

編集後記

今回のインタビューで印象に残ったのは、光触媒ミュージアムが、単に光触媒の技術を展示する場ではなく、研究成果を社会へ届け、企業の技術や子どもたちの学びを結びつける場として機能していることでした。藤嶋館長が語られた本多・藤嶋効果の発見当時のエピソード、そしてその成果が防汚・防曇・脱臭・セルフクリーニングなどの応用へと広がっていった歩みからは、基礎研究が社会に届くまでの長い時間と、多くの人々の関わりを感じました。

また、展示を「見てすぐに伝わる」ものにする工夫や、来館者の年齢・関心・知識レベルに合わせて説明を変える姿勢は、まさに化学コミュニケーションの実践だと感じます。一つの展示、一つの質問、一つの対話が、次の学びや挑戦のきっかけになる。光触媒ミュージアムでの出会いが、国際化学オリンピックでの銀メダル受賞や、その記事をきっかけにした次の高校生の来館へとつながっていることは、その象徴的な例だと思いました。

光触媒ミュージアムの活動は、光触媒を「知る」だけでなく、科学を「自分ごと」として感じる入口をつくるものです。研究成果を社会へ伝え、企業の技術を見える形にし、子どもたちの「なぜだろう」「もっと知りたい」を育てる。そうした積み重ねが、未来の科学者や新しい技術との出会いにつながっていくのだと感じました。

受賞者紹介

光触媒ミュージアム

光触媒ミュージアムは、2004年に設立された、日本で唯一の光触媒をテーマとしたミュージアムです。現在は地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)が運営し、館長を藤嶋昭先生が務めています。
館内では、光触媒に関するデモ機や応用製品を展示し、実演を交えながら光触媒の原理や応用を分かりやすく紹介しています。また、実験教室や出前授業、企業展示、技術相談などを通じて、青少年から一般来館者、企業・研究者まで幅広い層に光触媒の魅力を伝えてきました。
こうした継続的な普及啓発活動が評価され、2025年に「化学コミュニケーション賞」審査員特別賞を受賞しました。

光触媒ミュージアムウェブサイト:https://www.kistec.jp/aboutus/h_museum/
光触媒について:https://www.kistec.jp/aboutus/h_museum/photocatalyst_index/
公式X:https://x.com/kistec_museum