化学情報協会

結晶構造データベース・化合物辞典

無機材料の研究開発

無機結晶の物性の理解・性能向上には結晶構造からの考察が欠かせません。ICSDは多くの無機材料研究者に長年ご利用いただいております。

アプリケーション例

リチウムイオン二次電池、燃料電池、水素貯蔵合金などのエネルギー関連材料、超伝導体、半導体、蛍光体、LED、熱電変換材料、スピントロニクス材料 など

CIFファイルの活用1:計算化学

  • 第一原理計算などの計算化学により物質の電子状態や物性の予測を行う場合、入力データにCIFファイルの情報を利用可能。
  • ICSDの全レコードには、格子定数、原子座標、空間群などが収録されているため、入力データの作成に便利。
  • 利用ユーザーのインタビューはこちら

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検索オプション

機能性を持つ新物質の探索段階では、データベース中の既存物質がヒントとなるでしょう。新物質創出のアイディアを出すためにデータベースを使う場合、様々な切り口でデータを検索できることが必要です。ICSDは検索項目が充実しています。

ベーシックサーチ

目的の物質を素早く検索するための検索画面。1つの画面によく使う項目がまとまっているので、まずはこちらで検索。

アドバンスサーチ

結晶学データ(格子定数、空間群、対称操作など)、化合物情報、構造タイプなど細かく指定可能。より詳細な検索をしたい方や、曖昧なアイディアを具体的な材料にするための手助けが必要な方に。

ユーザーインタビュー

ICSDを駆使して挑む第一原理計算による革新的な電池材料の探索

一般財団法人ファインセラミックスセンター
ナノ構造研究所 電池材料解析グループ

グループ長・主席研究員 
桑原 彰秀 博士

水素エネルギー社会を支える水素吸蔵合金のこれまでとこれから

九州大学 秋葉 悦男 名誉教授

次世代電池に向けた材料開発を支える ICSD API

東京理科大学 理学部第一部 応用化学科 駒場研究室

シミュレーション技術で「マテリアルの知恵」を引き出す-材料開発のスピードアップを可能にするICSD-

三井金属鉱業株式会社 機能材料事業本部 機能材料研究所 評価解析技術センター

分野の垣根や常識を越えた発想がデータベース活用の鍵になる

東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 細野秀雄教授

ユーザー研究事例

東北大学金属材料研究所水素機能材料工学研究部門 佐藤豊人助教

論文での報告事例

下記の論文の他にも、多数の材料研究の論文でICSDが利用されています。

Discovery of a Novel Sn(II)-Based Oxide β-SnMoO4 for Daylight-Driven Photocatalysis

Hiroyuki Hayashi, Shota Katayama, Takahiro Komura, Yoyo Hinuma, Tomoyasu Yokoyama, Ko Mibu, Fumiyasu Oba, Isao Tanaka, Adv. Sci., 2017, 4 (1), 1600246.

ICSDに収録されているプロトタイプ構造を用い、網羅的なDFT計算からSnO-MOq/2の擬2元系化合物について光触媒活性を示す新しい複合酸化物SnMoO4を発見した報告。

How can Databases assist with the Prediction of Chemical Compounds?

J. Christian Schön,  Z. Anorg. Allg. Chem., 2014, 640 (14), 2717-2726. 

データベースを利用して無機結晶相の化合物の予測をする方法と今後の可能性について議論した概論。

Na4Co3(PO4)2P2O7: A novel storage material for sodium-ion batteries

M. Nose, H. Nakayama, K. Nobuhara, H. Yamaguchi, S. Nakanishi, H. Iba, J. Power Sources, 2013, 234, 175-179. 

ナトリウムイオン二次電池の正極活物質 Na4Co3(PO4)2P2O7 を合成し、酸化還元挙動や電気化学的特性を報告した論文。

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